黒帯への道 10人組手の荒行 本文へジャンプ
本部事務局
〒920-2302 
白山市河内町
ふじが丘38番
076-259-1356
dojo@japan.email.ne.jp
受/吉本英弘(師範)


師範 吉本英弘
昭和50年金沢生まれ
フルコンタクト空手団体の石川支部長を経て独立。日本武道空手 真武館を創立
全日本大会で準優勝2回、3位一回、上位入賞多数。
空手歴19年
「空手との出会いが卑屈な人生からの決別のきっかけ」に。以後、武道としての空手を通して、青少年の健全な育成を志す。
2015年1月24日 中川陽介 昇段12人組手

場所:創拳塾 本部道場
1試合1分30秒
20時55分より10人組手(12人と対戦) 開始 休憩なし
21時20分 完遂!

一人目 佐藤1級(真武館)
判定 優勢勝ち

一人目はベテランの佐藤さんとの対戦。下段を的確に攻め判定勝利。佐藤さんが闘志全開で善戦しました。


二人目 坂田弐段(創拳塾)
判定 優勢負け

創拳塾の重量級の黒帯、坂田弐段。果敢に打ち合うも若干、後退。僅差の判定となりました。



三人目 中嶋2級(真武館)
判定 優勢勝ち

動きの早い中嶋さんの攻撃を冷静に捌き、上段膝蹴りで流れを決める。ブランク明けの中嶋さんの鋭い攻撃が光っていました。



4人目 大西弐段(創拳塾)
判定 優勢負け

創拳塾の門番、大西弐段に対して果敢に攻める中川陽介。後半、大西弐段の重い突きからの下段蹴りを被弾。重量級の黒帯相手に正面から打ち合いました。



5人目 野村さん(創拳塾)
判定 優勢勝ち

昨年12月の連盟交流戦、軽中量級で優勝した野村さん。40代から空手を始めた強者です。インローを中心に組み立てた中川が優勢勝ち



6人目 相川参段(創拳塾)
判定 優勢負け

創拳塾 総師範代の相川参段とワンマッチのような壮絶な打ち合い。相川参段の美しくも危険な突き、蹴りが中川を苦しめる。


7人目 東さん(創拳塾)
判定 優勢負け

相川参段との対戦で体力の消耗が著しい中川。創拳塾の期待の若手、東さんの勢いの前に劣勢を強いられる。


8人目 作本弐段(創拳塾)
判定 優勢負け

総合格闘技を得意をする作本弐段。巧みな間合いからの先手攻撃が持ち味。作本弐段の上段前蹴りが顔面をかすめる。


9人目 毛塚くん(真武館)
判定 優勢負け

真武館の若手ホープ毛塚大の連打に反撃がなかなか出せず苦戦が続く。




10人目 西東弐段(創拳塾)
判定 優勢負け

重量級クラスの破壊力を持つ高速ファイター西東弐段。容赦ない攻撃が襲い掛かるも、精神力で耐えしのぐ中川。



11人目 小倉2級(真武館)
判定 優勢負け

重量級の破壊王「クラッシャー小倉」の強力な前蹴りと後ろ回し蹴り。集中力を保たなければ致命傷を負いかねない危険な一戦。


12人目 吉本(真武館)
判定 優勢負け

痛みと疲労で限界を超えた状況で闘い続ける中川。容赦なく攻撃をしてくる12人を相手に一度のダウンもなく12人組手を完遂する。


                   結果 3勝9敗


12人組手に参加いただいた仲間たちです。ありがとうございました。

12人を相手に30分弱で完遂。途中、一度の休憩もなし。
対戦者のうち6人が黒帯。軽量級の中川陽介にとって重量級クラスの対戦も多く組まれた過酷な昇段試験でした。

極限状況を経験した者にしか見えない世界が見えたのではないでしょうか。
一度のダウンもなく、技有も奪われずに闘いきったことは護身術の空手として評価に値します。反省もあるでしょうが、それは今後の稽古の中で解決していけばよいことです。中川くん、本当に立派な12人組手でした。お疲れ様でした!

今回、昇段試験にご協力をいただいた創拳塾の礪波塾長をはじめ道場生の皆様、ありがとうございました。
(写真撮影を引き受けたくれた森下聖初段、ありがとうございました)

真武館の昇段審査規定では10人組手は半数以上で引き分け以上の結果を求めています。今回3勝9敗という厳しい結果ではありましたが、内容的には僅差の判定も多く、1つ1つの勝負は非常に内容の濃いものでした。対戦者12名それぞれが、全力で戦ったにもかかわらず一本、技有を一度も許さなかった耐久力も特筆に値します。よって黒帯に相応しい実力を認め、昇段審査は合格となりました。

真武館 一般部初の昇段、おめでとうございます。今後のさらなる飛躍をお祈りします。

フッターイメージ